チーズはどこへ消えた?
本書は、IBM、アップル・コンピュータ、メルセデス・ベンツ等、トップ企業が次々と社員教育に採用しており、単純なストーリーに託して、状況の変化にい かに対応すべきかを説き、各国でベストセラーとなった注目の名著として各所で紹介されている。
ネズミや小人が出てくる可愛らしい童話形式になっているが、自分の生き方について深く考えさせられる哲学的な内容である。ネズミと小人が苦労して「求めていたチーズ」を手に入れたが、ある日突然なくなってしまった…というところから始まり、やがて迷路を彷徨いながら「新しいチーズ」を見つけるというストーリー。
「変わった方がいいのは頭で分かってるけど、勇気が出ない」、そんな悩みに対して本書は優しく、かつ力強く背中を押してくれる。
著者名、書名、出版者、出版年、総ページ数は以下のとおり。
スペンサー・ジョンソン、チーズはどこへ消えた?、扶桑社、2000年11月、94p
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ホーがチーズを探す旅で気付いた格言
小人であるホーはチーズが消えたあと、自ら動き出し新しいチーズを探す旅の中でいろいろなことに気づく。そのまとめを備忘のため記載しておく。このチーズとは、お金、家族、仕事、愛、その他やりたいことなど人生において大事なことすべてに当てはまると思われる。変化をいとわず、恐れず、楽しんで、新しいことにチャレンジすることが大切であることが学べる。
- 変化は起きる:チーズはつねにもっていかれ、消える
- 変化を予期せよ:チーズが消えることに備えよ
- 変化を探知せよ:つねにチーズの匂いをかいでいれば、古くなったのに気がつく
- 変化にすばやく適応せよ:古いチーズを早くあきらめればそれだけ早く新しいチーズを楽しむことができる
- 変わろう:チーズと一緒に前進しよう
- 変化を楽しもう!:冒険を十分に味わい、新しいチーズの味を楽しもう!
- 進んですばやく変わり再びそれを楽しもう:チーズはつねにもっていかれる